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足袋蔵のまち行田 へポタリング

更新日:2018年1月29日(月曜日)

 ポタガールの小林玲香です。

先日、行田へポタリングに行ってきました。

行田は、利根川を挟んで群馬県との県境に位置しています。埼玉(さきたま)古墳群、忍(おし)城址など、歴史的な見どころがたくさんあります。

また、国内有数の足袋生産地で、平成29年4月28日に「和装文化の足元を支え続ける足袋蔵のまち行田」のストーリーが県内初の「日本遺産」に認定されました。

※日本遺産:地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを、文化庁が認定している。現在は全国で54件認定されている。

行田では江戸から昭和にかけて、土蔵などの足袋の倉庫「足袋蔵」が建築されてきました。

現在では、蔵が保存・再生されている魅力的な街並みが形成されています。

また昨年にはテレビドラマ「陸王」の舞台にもなりました。

今回は、足袋蔵と、ドラマのロケ地を廻るポタリングを楽しみます。

 

  出発前、行田駅

集合はJR行田駅。今日の参加メンバーはそれぞれ輪行で向かいます。

すると、ご一緒するポタガールEIKOさんから連絡が…。

「間違って小金井行きに乗ってしまいました~」

小金井行きは宇都宮線、行田駅は高崎線です。これ、結構間違えてしまうかたがいらっしゃるようです。

東京方面からお出かけのかたは、籠原(かごはら)行きか、高崎方面行きに乗車しましょうね。

その後、無事Eikoさんと合流し、元気よく出発です!

 

 

スタート地点は、行田駅前にある「行田市観光案内所」です。

観光案内はもちろん、「観光レンタサイクル」の貸出も行っています。観光レンタサイクルは、市内7か所で貸出と返却ができます。

  行田観光所

 

 

今回ご一緒する二人目は、「NPO法人ぎょうだ足袋蔵ネットワーク」の代表理事で、建築家の朽木さん。アクティブシニアの地域デビューを後押ししている「地域デビュー楽しみ隊」副隊長としても活動されています。

 緑のヘルシーロード

 

私は今まで、ポタリングしながら県内の様々な歴史的建造物を廻って、Facebookで紹介してきました。

もっと知識をつけたくて、埼玉県建築士会主催の「ヘリテージマネージャー※」養成講習を受講しました。そこで出会ったのが朽木さんなのです。

※ヘリテージマネージャー:歴史的建造物の保存・活用に係る専門家。

 

まず最初に、利根川にある利根大堰へ向かいます。

利根川までは、武蔵水路に沿って北上し、見沼代用水路沿いに整備されているサイクリングロード「緑のヘルシーロード」を走りました。

 

利根大堰のすぐ近くには「行田サイクリングセンター」があります。

 行田サイクリングセンター

 

サイクリングロードって、川の堤防部分にあることが多いので、公衆トイレが少なめです。

この施設には、トイレや自動販売機、無料休憩所も完備されているので、とても助かります。

 

利根川サイクリングロードに入ると、利根大堰が見えました。

 利根川サイクリングロード

 

利根大堰1

利根大堰には魚道(魚の通り道)が設置されていて、秋になると鮭の遡上を見ることが出来ます。

 利根大堰2

 

私たちが訪れたのは12月初旬。地下の自然観察室へ行ってみましたが、残念ながら1匹も確認できませんでした…。春には鮎の遡上が見られるようなので、また行ってみたいと思います。

 

利根大堰のダムカードが配布されているということで、近くの利根導水総合事業所へ立ち寄りました。

※土日祝は事務所がお休みのため、行田市バスターミナル観光案内所で配布されています。お手持ちの用紙に、利根大堰自然観察室内にある利根大堰のスタンプを押印のうえ、案内所へ持参、提示するとダムカードを頂けます。

 ダムカードゲット

 Eikoさんが手にしているのは、成魚の鮭(大きさ・重さとも)が再現されたぬいぐるみです。

重い!!

 

ここからしばらく利根川サイクリングロードを走りました。

この時期、お天気が良ければ、雪化粧した富士山、浅間山、赤城山、男体山に奥日光まで?!大パノラマを楽しめます。

ちょっと寒かったけど、リズムカルにペダルを回していると、だんだん体が温まってきました。

 

利根川サイクリングロード2

 妻沼滑空場まで行ってみましたが、この日グライダーは飛んでいませんでした…残念。

 

サイクリングロードを離れて、橋好きな私としては、どうしても通って見たかった馬見塚(まみつか)橋にも立ち寄りました。

 橋

 

欄干が吊り橋みたいな形で、遊び心が感じられます。

近くには古い馬頭観音があり、道標も兼ねていました。

きっとこの橋は、村と村をつなぐ重要な橋だったのかしら…なんて思いを馳せました。

 

 

行田市街へ戻って、いよいよ足袋蔵めぐりです。

まずは、店蔵をリノベーションした「忠次郎蔵」でランチタイムです。

 忠次郎蔵

 

「忠次郎蔵」はNPO法人忠次郎蔵の皆さんが運営されている手打蕎麦のお店です。

建築の保存改修に携わった朽木さんに、建物の説明をして頂きました。

この建物は、1階よりも2階の和室の方が格調高い造りになっているそうです。それは、店蔵の主人の部屋が2階にあったからとのことです。また、階段が2ヶ所設置されていますが、これは火災が発生した際に、2階にいる主人が2方向どちらからでも避難できるように、との配慮だったそうです。

 ランチ

  そば打ち

 

美味しい手打蕎麦と、ゼリーフライを頂きました。

「忠次郎蔵」では、蕎麦粉にこだわっており、信州戸隠産の中でも最高級のものを使用しています。

そして皆さん、この「ゼリーフライ」ってご存知ですか?

 ゼリーフライ

 

プルンとしたゼリーではないですよ。行田のご当地グルメとして知られていて、”じゃがいも”や”おから”をベースに油で揚げた食べ物で、外側は濃い目のソースで味付けされています。形が小判(銭)に似ていたことからそのように名づけられたとも言われています。衣のついていないコロッケ、といった感じです。

 

 

ランチのあとも、足袋蔵を廻りました。

土蔵・石蔵・木造・レンガ造など、個性豊かな足袋蔵が点在しています。

行田市観光協会のHPには、足袋蔵歴史のまちガイドブック「足袋蔵と行田市の近代化遺産パンフレット」や、「行田市ポタリングMAP」など、様々なパンフレットやマップがダウンロード可能です。

是非チェックしてみてくださいね。

 足袋蔵

  こちらは「時田蔵」。

時田家が明治時代に建設した行田では珍しい袖蔵式と呼ばれる板張りの足袋蔵です。

 

昨年大ヒットした「陸王」のロケ地にも立ち寄りました。

特にこの「陸王」に登場する『足袋製造業「こはぜ屋」(ドラマ上の設定)』のロケ地前には、たくさんの観光客が訪れていました。

 こはぜや

立ち止まった道路で、ふと足元を見ると、忍城が描かれたマンホールがありました。

 マンホール

「人気のマンホールカード、行田市にもあるみたいですよ。」とEIKOさん。

早速調べてみると、忍城本丸跡地にある「郷土博物館」で配布されているとのことで、行ってみました。

 郷土博物館

今日1日でダムカード&マンホールカード両方GETです♪

 

もちろん、グルメスポットにも立ち寄りました。

埼玉県民なら一度は聞いたことのある(はずの)「うまい、うますぎる」のCMでお馴染み「十万石まんじゅう」。

十万石ふくさや行田本店は、行田では珍しい江戸様式の店蔵で趣ある建物です。国登録有形文化財に登録されています。

 十万石まんじゅう

 炭火焼の堅焼煎餅専門「戸塚煎餅」。

お煎餅屋さん

 たびせんべい

足袋の形をした「たびせんべい」。 

陸王バージョンもありました。

 

足袋蔵をリノベーションした「パン工房KURA」にも立寄り、美味しいお土産をたくさん購入しました。

 

パン工房kura

 

 

最後は、「パン工房KURA」と同じ敷地内にある、古民家カフェ「カフェ閑居(かんきょ)」へ。

 

初代行田市長の邸宅だったそうです。

 古民家カフェ1

 

古民家カフェ2

 

まるで親戚のお宅に遊びに来たかのような居心地のよい空間でした。当時のままの建具や調度品が大切に使われています。

今日のポタリングを振り返りながら、ゆっくりカフェタイムを過ごしました。

 ティータイム

 

 

後日、友達と再び行田を訪れました。

古代蓮の里には、毎年恒例の「巨大なわらアート」が設置されていました。

この「巨大なわらアート」は夏から秋にかけて開催されている「世界最大の田んぼアート」から出る稲わらを活用して制作されています。

「田んぼアート」の図柄になった「イナダヒメノミコトとスサノオノミコト」が登場する伝説から「ヤマタノオロチ」がモチーフになっています。

 田んぼアート

 

作品のすぐ目の前にはバイクラックが設置されてあります。

 

サイクリストウェルカムな行田が、また好きになりました。皆さんも、是非訪れてみてくださいね。(巨大なわらアート展示期間:平成30年3月25日(日曜日)まで)

埼玉県内には今回訪れた足袋蔵のほかにも素敵な洋館や古民家がたくさんあります。元来の機能を失っても、文化としての建築も後世に受け継いでいけるように、建築物が保存・再生の活用がされることを願っています。

これからも、ポタリングをしながら埼玉に残る歴史的建造物や景観の魅力を発信していきたいと思っています。

 

【今回のルート】

今回のルート