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更新日:2019年1月30日

オーストラリア柔道ナショナルチーム(15~17歳)が強化合宿を行いました

オーストラリアのカデ世代(15~17歳)の柔道ナショナルチームが、県立武道館(上尾市)、県民活動総合センター(伊奈町)などを拠点として、14日間にわたり強化合宿を実施しました(2019年1月13日~26日)。

この合宿は、2018年11月に、埼玉県、上尾市、伊奈町とオーストラリアにおける柔道の統括団体である「柔道オーストラリア」との間で締結した東京2020オリンピック競技大会での事前トレーニングキャンプに関する覚書に基づき実施されました。

オーストラリア柔道ナショナルチームコーチが交通事故被害者を救助(2019年(平成31年)1月25日 上尾警察署にて感謝状贈呈式)

1月21日(月曜日)、練習を終えて帰路についていた柔道チームは、上尾市内で起きた自転車と乗用車の衝突事故に偶然居合わせました。

オーストラリアの現職警察官であるカイリー・コーニグ女子コーチを中心に、負傷者の気道確保など救命措置を実施。ベンジャミン・ドネガン男子コーチは路上で交通整理を行い、木村仁マネージャーはカイリー女子コーチの指示を通訳して他の目撃者と一緒に救助を補助しました。

幸いにも負傷者は一命を取り留め、現在は快方に向かっているそうです。

コーチたちの貢献に対し、1月25日(金曜日)、上尾警察署から3人へ感謝状を贈呈。安達署長は「3人の連携があったからこそ二次被害を防ぐことができた。まさに的確な判断だった」と感謝の言葉を送りました。

感謝状を受け取るコーチ 署長の話を聞くコーチたち

カイリー女子コーチは「人の命を救うことは、日本もオーストラリアも同じ。負傷者が無事で本当に良かった」と、安堵の表情を浮かべていました。

異国の地で、まさに「技あり」の連係プレーで勇気ある行動を示してくれたオーストラリア柔道チーム。贈呈式の翌日、チームは合宿の全日程を終えて帰国の途につきました。

感謝状を手に記念撮影するコーチたち

上尾市で合同稽古を実施(2019年(平成31年)1月23日)

1月23日(水曜日)、チームは上尾市の小中学生と合同稽古を実施しました。

柔道オーストラリアコーチ陣

オーストラリアチームの木村マネージャー、ベンジャミン・ドネガン男子コーチ、カイリー・コーニグ女子コーチによる指導のもと、選手と子どもたちは稽古に汗を流していました。

手をつなぐ選手と子どもたち 鬼ごっこの様子

丸まった相手をジャンプで飛び越える練習 相手の下を素早く潜り抜ける練習

最初、子供たちは外国人選手が相手ということもあって緊張していた様子でしたが、選手とチームやペアになってトレーニングを行うと、徐々に打ち解けてきました。

立ち技の練習1 立ち技の練習2

寝技の練習 寝技の練習2

乱取りの場面では、自分より体の大きいオーストラリアの選手に最後まで必死に技をかける子供たち。選手を倒すと、子供たちの「よし!」という声が道場に響き渡りました。

一本終わって一礼する選手と子どもたち

1セットを終えた後は一礼と握手でお互いの健闘を称えます。国は違えど、相手を敬う気持ちは一緒です。

最後に全員で記念撮影。海外のナショナルチームとの稽古は子供たちにとって貴重な経験になりました。

全員で記念撮影

参加した17歳のマイケル・ウェブスター選手は今回の稽古を「とても楽しかった」と振り返りました。また、今後の目標について「来年からジュニアのカテゴリーの試合に挑戦する。そこでNo1になって将来オリンピックに出場したい」と力強く語ってくれました。

また、お母さんが日本人のマリア・スワン選手は「子供たちが小さくてとってもかわいかった。メッチャ楽しかった」と日本語で感想を語ってくれました。

伊奈町立小針北小学校を訪問(2019年(平成31年)1月18日)

子供たちとの交流会

1月18日(金曜日)、交流イベントのため、オーストラリア柔道チームの14名全員が、伊奈町立小針北小学校を訪問しました。

子供たちによる和太鼓演奏

子供たちによる和太鼓演奏と校歌斉唱で歓迎を受けたチームは、柔道のデモンストレーションを披露しました。

 背負い投げする選手 寝技を繰り出す選手

軽量級の女子選手が大柄な選手を投げ飛ばすと、その迫力やマットに叩き付けた音に子供たちから「おお~」という驚きの声が上がりました。

デモンストレーションの後は、子供たちからチームへの質問タイム。たくさんの手が上がりました。

質問に答える女子選手 質問に答える男子選手

「柔道の得意技は何ですか?」、「1日の練習時間はどれくらいですか?」という柔道に関する質問があれば、「好きな食べ物は?」、「オーストラリアってどんな国?」という質問もありました。

「日本で一番楽しかったことは?」という質問に、カイリー・コーニグ女子コーチが「日本には30回来日しているけど、カラオケが一番!」と答えると、子供たちから大きな笑い声があがりました。

給食と掃除を体験

チームは6年生と一緒に給食を体験。オーストラリアには給食がないとのことで、初めて体験した選手は「給食は温かくておいしかった。みんなで一緒に食べることができて良い経験になった」と語ってくれました。

給食を一緒に食べる選手 児童とじゃんけんする選手

中には唐揚げのおかわりを巡ってじゃんけんに参加する選手もいました。

給食の後は学校の掃除を体験。コーチと選手は子供たちとコミュニケーションを取りながら掃除していました。

教室の掃き掃除をする女子コーチ 掃除をする男子選手

合宿の概要

実施期間

2019年1月13日(日曜日)~26日(土曜日)14日間

主な練習拠点

  • 県立武道館(上尾市日の出4-1877)
  • 埼玉栄高等学校(さいたま市西区西大宮3-11-1)
  • 県立伊奈学園総合高等学校(伊奈町学園4-1-1)

参加者

柔道オーストラリアカデ世代ナショナルチーム 14名

〔内訳〕

選手 11名(男子7名、女子4名)
  • ルイス・モット 選手
  • ルース・アラン 選手
  • フランク・コンスタンティニデス 選手
  • ブロック・カーヴィ 選手
  • ティベリウス・オアサ 選手
  • マイケル・ウェブスター 選手
  • ライアン・コーニグ 選手
  • カリスマ・テイラー 選手
  • サスキア・ブラザーズ 選手
  • マリア・スワン 選手
  • アンネリーサ・フィルダー 選手
スタッフ 3名(コーチ2名、マネージャー1名)
  • ベンジャミン・ドネガン 男子コーチ
  • カイリー・コーニグ 女子コーチ
  • 木村 仁 マネージャー