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知事ブログ 知事の太鼓

知事の部屋

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掲載日:2017年8月18日

知事ブログ 最新の一打

知事イラスト

日々の公務の中で感じたことを日記形式で発信していきます。
ブログへのご意見・ご感想を以下のメールアドレスにお寄せください。

a2840-32@pref.saitama.lg.jp

いただいた意見を参考に、より面白いブログにしていきます。

8月18日(金曜日)の一打「フン害にイエローチョーク作戦」

道に放置されている犬のフンを減らす方法として、京都府宇治市が市民に呼び掛けている「イエローチョーク作戦」が効果を上げているそうです。

作戦は次のとおりです。

  1. 黄色いチョークを用意する。
  2. 放置されたフンを囲むようにチョークで円を描く。
  3. 併せて、近くにフンを発見した日時を書く。フンは回収しない。
  4. 時間を変えて現場を見回り、フンがあるときは「確認日時」を書き、なくなっていれば日時とともに「なし」と書く。頻繁にフンが見つかる場所には、予防のために日時とともに「パトロール中」と書く。
  5. 以上を繰り返し行う。

宇治市では職員が発案したこの作戦の効果を試すため、昨年1月から職員がチョークを持って週に2、3回、早朝や夕方に市内を巡回しました。作戦開始前は約30か所でフンが放置されていましたが、巡回の結果、フンの放置はほとんど見られなくなったそうです。

あえてフンを目立たせることによって、飼い主の注意を喚起する方法です。看板を立てるよりもずっと費用が掛からず、誰でも手軽に取り組むことができます。市が広報紙やホームページなどで方法を紹介したところ住民が自ら取り組む地域も出始め、効果を聞いた自治体からの問い合わせも来ているとのことです。

この作戦が効果的なのは、人の行動特性を上手く利用しているからだと考えられます。犬の散歩は日々の習慣であることから、飼い主はほぼ決まった時間に散歩に出かけ、選択するルートも限られる傾向にあります。一方、フンは「なし」と書かれた日時から「確認日時」の間に放置されたものであるため、路上に書かれた日時がフンを放置した飼い主を特定する手掛かりとなります。

犬を散歩させるため、日常的に同じルートを同じ時刻に利用する飼い主にとって、「路上の証拠」は決して無視できない存在です。飼い主同士、あるいは飼い主と散歩コースの住人が顔見知りになっている場合は、より一層、監視効果が発揮されます。

フン害は全国共通の問題です。誰でもすぐに実践できる「イエローチョーク作戦」、試してみる価値がありそうですね。

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8月17日(木曜日)の一打「ドラマ『陸王』ロケ始まる。」

『のぼうの城』の舞台として一躍有名になった行田市ですが、今度は行田の老舗足袋業者を舞台にした池井戸 潤(いけいど じゅん)さんの小説『陸王』(りくおう)のドラマ化によりさらに脚光を浴びそうです。ドラマ『陸王』は、いよいよ10月からTBSテレビ日曜夜9時からの日曜劇場で放映が始まります。

行田市内の足袋蔵や足袋業者でのロケも決まっているそうですが、TBSとの約束で具体的な場所を申し上げられないのがとても残念です。放送が始まってからのお楽しみということで御勘弁ください。

また、うれしいことに今月の上旬には、主役の息子役である山﨑 賢人(やまざき けんと)さんが行田の古代蓮(こだいはす)会館と実際に足袋を製造している「きねや足袋」を訪問したそうで、その時の様子はTBSのホームページで見ることができます。ちなみに、古代蓮会館の展望台からは『陸王』のドラマ化を記念した田んぼアートが鑑賞でき、現在見頃となっています。

「こはぜ屋」の四代目社長を演じる主役の役所 広司(やくしょ こうじ)さんをはじめ、すばらしい俳優たちが出演されるようです。またまた行田市が、足袋蔵の日本遺産認定に続いて大きく脚光を浴びることになりそうです。

改めて、行田の忍城、さきたま古墳群、田んぼアートなどと一緒に行田市内のロケ地を楽しんでいただければ幸いです。

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8月16日(水曜日)の一打「インドネシアとヒレナガニシキゴイ」

8月7日(月曜日)に、アリフィン・タスリフ駐日インドネシア共和国特命全権大使が県庁にお越しになりました。昼食会を挟みながら、小林哲也(こばやし てつや)県議会議長をはじめ県議会ASEAN友好議員連盟の皆様と一緒に懇談をさせていただきました。

インドネシアは人口が2億人を超え、しかも平均年齢が20代後半という若い国です。正に今伸び盛りで、日本の技術や投資を呼び込みたいという強い意欲を持っています。
また、本県も親日的なインドネシアとの間で、インドネシア投資調整庁との交流や人材の活用などを進めているところであります。

実は、知事公館の池に、天皇陛下と御縁のあるヒレナガニシキゴイという名前の魚がいます。天皇陛下が皇太子でいらっしゃった昭和52年に県の水産試験場を行啓され、きれいなニシキゴイを見ながら「インドネシアに黒色でヒレが長いコイがいるが、それと交配させると良いコイが産まれるかもしれないね。」という御提案をされました。
御提案を受けた埼玉県の職員は、インドネシアから黒いヒレナガゴイを30尾手に入れて、7代にわたって交配し、ニシキゴイの色合いでヒレの長いコイを誕生させました。このコイの名前が「ヒレナガニシキゴイ」です。
ヒレナガニシキゴイはインドネシアにも贈られ、また皇居の池でも泳いでおります。天皇皇后両陛下も、埼玉県におけるヒレナガニシキゴイの物語をしっかりと覚えていただいております。

日本とインドネシアにおける国民の交流は最近こそ熱心でありますが、魚のコイの方はもっと早い時期からしっかり交流していたという事実があったのです。

写真:知事公館の池
知事公館の池

写真:ヒレナガニシキゴイ
ヒレナガニシキゴイ

8月15日(火曜日)の一打「パレオエクスプレスで行く夏の旅」

都心から一番近い蒸気機関車(SL)として知られる秩父鉄道の「パレオエクスプレス」が、1988年の運行開始から今年で30年目を迎えたことが、5月2日(火曜日)の東京新聞で紹介されていました。

このSLは1944年に製造されたC58形で、主に東北地方で活躍した後、1972年に引退し、鴻巣市立吹上小学校に当時の国鉄(現JR)から貸与という形で展示されていました。その後、1988年に熊谷市で開催された「'88さいたま博覧会」を記念して復活しました。それから30年、多くのファンに支えられて今も根強い人気があります。

パレオエクスプレスは熊谷駅から三峰口駅の56.8kmを約2時間40分と、通常の電車より1時間長くかけてゆっくりと走ります。車窓からはのんびりと季節ごとの景色を楽しむことができます。普段はありがたくない煙も、SLが吐き出すと風情を感じるものです。春の桜や菜の花、秋の紅葉もすばらしいですが、今の季節は雄大な秩父の山々を感じていただけます。

一番の見どころは長瀞の荒川橋梁(きょうりょう)でしょう。高さ約20メートルの橋をゆっくりと渡り、下をのぞけば大きな岩畳やライン下りを楽しむ人々の姿を見ることができるそうです。私も経験しなければと思います。

人間で言えば73歳を迎えたSLです。このSLも正にアクティブシニアの代表として、末永く活躍してもらいたいと思います。

夏休み期間中は平日の運行も増えるようです。この元気なシニアに会いに行かれてはいかがですか。

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8月14日(月曜日)の一打「彩夏祭 -関八州よさこいフェスタ-」

8月6日(日曜日)に、第34回朝霞市民まつり「彩夏祭(さいかさい)」に行ってまいりました。メインイベントの一つが「関八州よさこいフェスタ」です。

平成6年当時の商工会長であった渡辺 利昭(わたなべ としあき)氏が、高知県のよさこい祭りや北海道のYOSAKOIソーラン祭りなどを視察し、それを朝霞市に定着させようとして導入したのが「よさこいフェスタ」でした。
年々、このよさこいフェスタが「あさか」ではなく「まさか」というほど大きく広がり、正に「関八州よさこいフェスタ」という名にふさわしい関東一のよさこい祭りになりました。彩夏祭が開催される3日間で60万人を超える人出があるとのことですので、大変な盛り上がりです。

中国の格言に「10年は偉大なり、20年は恐るべし、30年は歴史なり」とありますが、よさこいフェスタはもう既に20年を超えていますので、「恐るべし」ということになります。リーダーシップを持った一人の人間が、大きな夢を描いて様々な困難に立ち向かっている、その姿を見た大勢の若い人たちが賛同して集まり、これだけの祭りになったということであります。

よく、地域で物事を成功させるのは「よそ者、若者、バカ者」であると言われます。よそ者であるかどうかはともかく、よそにある新奇な発想を取り入れるということが大事だと思います。
そして、バカになって、ムキになって一心不乱にやるという「思い」が物事の成功につながるのだと思います。また、若い人は体力があり、志も持続しますので、若い人たちが中心になると成功しやすいのかもしれません。

私も平成6年当時のことを知っているだけに、この彩夏祭の大きな発展ぶりを心から祝福したいと思います。
残念ながら発案者の渡辺 利昭さんはお亡くなりになりましたが、天上の彼方から彩夏祭を見ておられるものと思います。

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8月9日(水曜日)の一打「男子マラソン 川内優輝」

ロンドンで行われている第16回世界陸上競技選手権大会の男子マラソンで、我らが川内 優輝(かわうち ゆうき)選手は、惜しくも入賞へあと3秒及ばず9位という結果でした。しかし、後半の追い上げはすばらしく、2時間12分19秒で日本勢として最高位でした。他の日本勢は、中本 健太郎(なかもと けんたろう)さんが10位、井上 大仁(いのうえ ひろと)さんが26位という結果でした。

相変わらず人気抜群の川内選手には、本当に持ち味の粘りを発揮していただきました。不運にも転んだり、給水に失敗したり、アクシデントがあってもこの成績でしたので「もし何もなかったなら」というような残念な思いも私にはあります。

大変暑い時期にすばらしい走りをしていただきました。是非、次なる機会には更に上を行く成果を期待したい、このように思っています。

頑張れ、川内優輝さん。

さて、私は8月9日(水曜日)と10日(木曜日)は夏休みをいただきます。したがって、8月10日のブログはお休みとさせていただきます。

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8月8日(火曜日)の一打「大村智博士顕彰式」

8月5日(土曜日)に、北本市でノーベル生理学・医学賞を受賞された北里大学特別栄誉教授である大村 智(おおむら さとし)博士の顕彰碑を披露する式典がありました。

言うまでもありませんが、大村博士が作られたイベルメクチンという寄生虫病の特効薬は、現在もアフリカ生まれの子どもたちの失明を防ぐために無償供与され、世界で年間2億人以上の方々を失明の恐怖から救っておられます。
ほかにも様々な功績があるのですが、何といっても感謝したいのが、北本市に北里大学メディカルセンターを設立することに尽力していただいたことです。その原資は、大村博士が発見した「新種の放線菌」を使って作る薬品など全てのものについて、世界的な製薬会社と交渉し、得られることとなった巨額な特許料でした。

実は、私も感慨深いものがあります。当時、衆議院議員の候補者でありました私に、大村博士から病院設立を要望する北本市民の署名を集めていただきたいという要請がありました。そこで、私を応援するメンバーの皆さんにお願いしながら5,000人を超える署名を集めた記憶が今も残っています。
設立にいささか関わった者として、改めて、北本市民の皆さんが、北里大学メディカルセンターの設立に功績のあった大村博士に感謝の念を込めて顕彰碑としてお伝えしようとする気持ちがよくわかります。

当日は、大村博士御本人も出席され、「この顕彰碑のように立派な人物になれるよう努力したい。」というユーモアあふれるあいさつをされました。まだまだお元気で、更に意欲的な人生を望んでおられることが、その端々に感じられました。

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8月7日(月曜日)の一打「身近な景気指標のお話」

「週刊東洋経済(7月29日号)」に、景気指標に関する面白い話が掲載されていました。身近なモノの中に、景気の動向と連動して消費が増えたり減ったりする品目があるという話です。消費者は景気回復の期待が高まると財布のひもを緩め、高額品への支出にシフトする傾向があるそうです。

かつては「牛肉と豚肉」が指標として注目されました。景気が良ければ価格の高い牛肉の購入が増え、悪くなれば価格の低い豚肉にシフトするとされていました。実際に景気の動きと連動していたと言われています。しかし、2000年代初頭にBSE(牛海綿状脳症)問題が広がると、その連動性は薄れたと言われています。

また、みずほ証券株式会社では、2013年に「まぐろ・あじ指数」なるものを発表しました。高いマグロを買うか、安いアジを買うかの判断は景気に連動していて、実際、景気に3か月から6か月程度先行していることが確認できたそうです。しかし、水産物に関しても様々な変動があって、必ずしも「まぐろ・あじ」についても景気と連動しなくなってきていると言われています。

景気動向をみる身近な指標として、先日、県の公金アドバイザーをされている株式会社大和総研調査業務部の宇野健司(うの けんじ)さんから面白い話を紹介していただきました。
景気を判断する指標に「新聞のページ数」があるといいます。それが40ページ以上あると景気は良いということになるそうです。そこで早速、7月15日(土曜日)から21日(金曜日)までの1週間の主な新聞のページ数を調べてみました。正に紙面が40ページという日が、日本経済新聞で4回、読売新聞で3回、朝日新聞で2回ありました。ページ数が少ない日だと30ページか32ページであり、40ページの場合には「全面広告ページ」が増えます。広告量が多いということは、景気が良いということだそうです。

ちなみに、全面広告の内容は健康サプリメントや美肌クリーム、育毛剤や白髪染め、大人用紙パンツ、観音霊場ツアーなどでした。やっぱり日本の景気を支えているのは中高年ということでしょうか?
ということは、中高年に人気の綾小路きみまろ(あやのこうじきみまろ)さんの公演回数が増えれば、景気が良いということになるのでしょうか。

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8月4日(金曜日)の一打「言葉は超能力」

過日、友人の法要のため、東松山市の浄光寺(じょうこうじ)に行きました。法要が終わる時に住職が説法をされました。「言葉は超能力」だというお話であります。

「言葉」というのは、言の魂の「言霊(ことだま)」とよく言われますが、後ろに葉っぱが付いています。葉っぱは、一度離れると元に戻すことができません。テープでくっつけても枯れてしまいます。放った言葉は元に戻らないという意味にもなるそうです。
大臣などが不用意な発言をされて辞任される時もありますが、正しく、この葉っぱが元に戻らないのと同じように、発言をなかったことにすることはできません。言葉には魔力があります。人を励ますことも、人を陥れることもできる様々な能力を持っています。

嘘を言うことを「虚言」と言いますが、虚はうわべだけで中身のない言葉だから「虚言」であります。一方、「誠」という字は「言が成る」、つまり言ったことを成す。有言実行ということになって、その積み重ねによって人の信頼を得ることができるという意味を持ちます。
住職からこういうお話を聞きまして、なるほど私も政治家の端くれですので、心に染みる良い説法でした。

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8月3日(木曜日)の一打「カスリーン台風から70年」

今年の7月は、福岡県・大分県境での集中豪雨の大被害に加えて、秋田県でも集中豪雨の被害がありました。
昨年は埼玉県でも狭山市や入間市での不老川(ふろうがわ)の氾濫、一昨年は越谷市での新方川(にいがたがわ)の氾濫などがありましたが、幸い死者はありませんでした。最近の集中豪雨は、いつどこで何が起こるか分からないという状況になっています。

埼玉県は昭和22年9月にカスリーン台風という大型台風に襲われ、当時の北埼玉郡東村(現加須市)で利根川が350メートルに渡り決壊して大氾濫を起こしました。当時の被害額は70億円(現在の価値で約1,000億円)、浸水域内の人口は60万人と言われています。もし今日、同じような災害が起こった場合の被害額は約34兆円、浸水域内の人口は230万人と推定されています。

カスリーン台風で氾濫した利根川の水は5日後に東京に到達したと言われています。当時は水田も多く、多くの道路が舗装されていなかったこともあり、あふれ出た水はゆっくりと移動していったと考えられます。しかしながら現在は水田が大幅に減ったこと、また道路がほとんどアスファルトで覆われていることなどから、もっと早いスピードで東京都内にたどり着くのではないかと危惧されています。
当時の人々は、戦争など困難な時代であったが故に河川の整備を十分行うことができなかった、つまり、怠っていたためにこのような悲惨な出来事になったと考え、「後世の人々にはこんなことがないように」と戒めの石碑を建てています。石碑は今も決壊口の付近にあるカスリーン公園(加須市)の一角に屹然(きつぜん)とそびえています。

自然の猛威を完全に防ぐことはできませんが、少なくとも過去に起こったレベルの災害については防ぐというのがハード面の鉄則です。同時に、それ以上のことが起こった時の備えとして考えておかなければならないのは、情報の正確な伝達によって適切な避難行動をとっていただくといったソフト面の対策です。

カスリーン台風から70年となる今年、改めて洪水の恐ろしさとその対策について、しっかりと考えていきたいと思います。

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