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知事ブログ 知事の太鼓

知事の部屋

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掲載日:2019年2月22日

知事ブログ 最新の一打

知事イラスト

日々の公務の中で感じたことを日記形式で発信していきます。
ブログへのご意見・ご感想を以下のメールアドレスにお寄せください。

a2840-32@pref.saitama.lg.jp

いただいた意見を参考に、より面白いブログにしていきます。

2月22日(金曜日)の一打「骨」

2月12日(火曜日)のブログに「筋肉」のことを書きましたが、今日は「骨」についてのお話です。
強くしっかりとした信念を持つ人のことを「骨のあるやつ」と言ったりします。また、政府の経済財政に関する基本方針は「骨太方針」と名付けられています。こうした例を見ると、どうやら骨という言葉には何らかの「意思」が込められているような気がします。

実は言葉だけではなく、実際の骨も体に「意思」を伝えていることが分かっています。それが、昨年1月15日(月曜日)のブログでも紹介した、若さを生み出すメッセージ物質です。高齢の方が骨折して長く入院すると認知症になったりすると言われていますが、それは骨の密度である骨量が下がり「若返りのメッセージ」が出なくなるからだということです。

自転車選手として全米選手権でも準優勝した経験を持つある男性は、筋肉もりもりの体格で悪いところは何も無いと思われたところ、なんと骨粗しょう症であったことが分かりました。この方は自らを鍛えるため、ありとあらゆるところを自転車で移動し、家の中以外ではほとんど歩いていなかったそうです。このことが、骨を弱くした原因でした。

なぜなら骨には、歩いたり走ったりして一定の刺激を与えることで強くなるという性質があるそうです。ただ単に「カルシウムを食べています」、「時々日光に当たっています」だけではなくて、強く歩く、あるいは軽くジャンプするなどの衝撃が必要だと言われています。
ちなみに背骨の主要部である椎体(ついたい)は、正常であれば600キログラムの荷重に耐えられるそうです。しかし、骨粗しょう症の人は3分の1の200キログラムしか耐えられないといいます。しかも、大きく転倒したりすると自分の体重の6.5倍から9倍ほどの重さが加わるとのことです。体重50キログラムの人は6.5倍だとすると325キログラムですので、600キログラムに耐えられる骨であれば大丈夫です。一方、骨粗しょう症の方は骨折するということになります。

このように、骨が弱いと様々な問題が生じます。高齢者は特にそうです。骨は3年から5年ほどでほとんど新しく入れ替わるそうですので、いくつになっても歩いたり、少し走ったり、軽くジャンプしたりして何らかの衝撃を骨に与える動きをすることが大切です。また、いざ転んだときに骨を守る身のこなしをするためには筋力も必要です。骨と筋力は、相互に補い合う非常に重要なものになっているようです。

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2月21日(木曜日)の一打「犯罪が少なくなった」

平成30年に警察が認知した埼玉県内の犯罪発生件数(刑法犯認知件数)の確定値が出ました。60,001件です。ピークだった平成16年の181,350件と比べると約3分の1であり、14年連続して減っています。

大都市近郊にありがちな匿名性の高い社会では、犯罪が発生しやすいという傾向があることは御承知のとおりです。埼玉県も昭和60年頃は6万件前後でしたが、ピーク時には18万件を超えるまでに増えました。この時期は、ちょうど私が知事に就任した時期に重なります。
このため、私は相当の意識をもって犯罪を減らすことに取り組んできました。国に要望して、警察官の人数を全国で一番増やしていただきました。警察官一人当たりの人口は平成16年当時の683人から現在は634人になりましたが、それでも本県の警察官は日本一多い人数をカバーしている状況です。
そこで、県では県民の皆さんに協力いただき民間の防犯パトロールを大幅に増やす努力をいたしました。その結果、当初515団体だった「わがまち防犯隊」の数は現在6,010団体と全国一の数となりました。

また、新聞配達やガスなどの検針を行う、いわゆる巡回型の事業者の皆様と協定を結び、不審者情報などを警察に連絡していただく体制を整えました。こうしたことの効果が出てきたのでしょうか、年々犯罪が減ってきています。特に住宅対象侵入窃盗に関しては82.4パーセントも認知件数が減りました。

昭和61年以来の犯罪発生件数5万件台が近づいてきました。県警本部や民間の皆さんと協力して更に取組を進めてまいります。

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2月20日(水曜日)の一打「公衆Wi-Fiが県の施設に」

2月14日(木曜日)から、県の施設で公衆無線LAN(公衆Wi-Fi)の運用を開始しました。

今回、県が開始したのは、無線LANを利用してインターネットへの接続を提供するサービスで、どなたでも無料で利用できます。
県庁(本庁舎、第二庁舎、議事堂などの一部)、秩父高原牧場(東秩父村)、近代美術館(さいたま市)、さきたま史跡の博物館(行田市)、歴史と民俗の博物館(さいたま市)の5か所で整備しました。
これにより、施設の利用者は気兼ねなくインターネットに接続し、情報の検索や発信ができるようになりました。

公衆Wi-Fiの整備により、外出先でもパソコンやスマートフォンから手軽にインターネットに接続できる通信環境が整い、コミュニケーションの世界が大きく広がります。
ラグビーワールドカップ2019™や東京2020オリンピック・パラリンピックを観戦するため訪日する外国人の方が、公衆Wi-Fiを使って埼玉の魅力を世界に発信してくれるかもしれません。

県では、今後も来訪者の多い施設を中心に整備を進めていきます。また、市町村や事業者などと連携して、県内の整備状況が分かる地図情報の提供や利用範囲の拡大など利便性の向上に努めてまいります。

アクセスポイント名(SSID) Saitama Free Wi-Fi
*御利用の際は、クレジットカード情報をはじめとする個人情報の入力は控えるよう、御注意ください。


県の公衆Wi-Fiのロゴマーク

2月19日(火曜日)の一打「全国統一防災模試」

ヤフー株式会社が、スマートフォンアプリ「Yahoo! JAPAN」を活用して、昨年8月30日(木曜日)から9月30日(日曜日)にかけて「全国統一防災模試 台風・豪雨編」を実施しました。この防災模試は、震災の記憶の風化を防ぎ災害への備えの重要性を啓発することを目的としており、昨年3月には地震をテーマとした第一弾が実施され、今回はその第二弾でした。

設問は、台風・大雨や洪水の知識を問う全25問(100点満点)で構成されています。「短時間に強い雨をもたらす危険性が高い雲は何か(答えは積乱雲)」といった学校の授業で習う知識を問うものや、「都市部の河川や下水道が許容できる1時間当たりの降雨量は何ミリ(答えは50ミリ)」といった専門知識、「土のうの代わりになるものを作るのに最適なものを3つ選べ(答えは段ボール箱、水、ごみ袋)」といった防災訓練経験者なら分かる具体的な知識やノウハウなど、多岐にわたっています。

約41万人が最後まで解答し、年代別では40代が最も多く全体の32パーセントを占めました。次いで30代、50代、20代、10代以下と続き60代以上が7パーセントと最も低い状況でした。これは、スマートフォン用アプリで問題が提供された影響と思われます。
なお、男性48パーセント、女性52パーセントと性別による違いはあまり見られません。

平均点は57.19点で、都道府県別の結果も公表されています。第1位から第10位までを成績順に並べると、高知県、熊本県、広島県、徳島県、三重県、岡山県、宮崎県、宮城県、大分県、鳥取県という結果だったということです。

やはり、台風の多い九州・四国地方及び平成30年7月豪雨で甚大な被害のあった地域の人々は、過去の災害経験から防災知識が高い傾向にあることが分かります。成績上位のほとんどの県は、参加率(対人口比)も全国平均(0.32パーセント)以上ですので、防災意識の高い人も多いといえそうです。
その一方で、台風の通り道となることの多い沖縄県が平均点、参加率ともに全国最下位という不思議な結果も出ています。もしかすると、強風や大雨に慣れっこになっているのかもしれません。

ちなみに、埼玉県は第41位で56.44点でした。第39位が東京都、第40位が神奈川県と3都県が並んでおり、首都圏の防災知識は他の地域と比べ低い傾向にあることが分かります。災害経験の少なさによると考えればやむを得ないともいえますが、県としては防災意識の一層の向上に努める必要性を感じる結果です。

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2月18日(月曜日)の一打「三偉人の不思議な関係」

埼玉県には、私たちの心に深い感銘を与え続けている多くの先人がいます。中でも塙 保己一(はなわ ほきいち)翁、渋沢 栄一(しぶさわ えいいち)翁、荻野 吟子(おぎの ぎんこ)さんの3人は本県を代表する偉人です。

現在の本庄市に生まれた江戸時代の国学者である塙 保己一翁は、病気により7歳で失明したにもかかわらず、15歳の時に江戸へ出て学問の道に進みます。そして、全国に散逸していた多くの記録や史料を集め整理し、666冊にも及ぶ「群書類従(ぐんしょるいじゅう)」を編さんするという偉業を成し遂げました。

塙 保己一翁から遅れること94年、渋沢 栄一翁は現在の深谷市に生まれました。「日本の近代資本主義の父」と呼ばれ、第一国立銀行をはじめ、鉄道、製紙、造船など500社にも上る企業の設立に関わりました。
また、福祉や教育など約600もの社会事業にも熱心に取り組み、数々の功績を残しています。その一つに温故学会の設立があります。温故学会は、塙 保己一翁の残した文化遺産を後世に伝えるために設立された団体で、群書類従の版木も保管しています。
現在、塙 保己一翁の残した本を多くの人たちが手にすることができるのも、郷土を愛し、国の発展を願う渋沢 栄一翁の高い志があったからだと言っても過言ではないでしょう。

そして、日本最初の公認女性医師である荻野 吟子さんは現在の熊谷市出身です。婦人科の治療を受けたことがきっかけで、女性医師の必要性を痛感しました。しかし、当時は医師開業試験の受験は女性に認められていなかったため、自ら制度改革に取り組んだのです。その際、平安時代の律令解説書「令義解(りょうのぎげ)」に女医の規定があったことを突破口としました。
実はこの「令義解」は塙 保己一翁がまとめ、後世に残したものです。塙 保己一翁が荻野 吟子さんを医師へと導いたともいえます。

本県ゆかりの三偉人が時代を超えてつながっていること、くしくも生誕の地がいずれも県北地域であることに運命的な不思議さを感じました。

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2月15日(金曜日)の一打「インフルエンザ対策を!」

インフルエンザの流行に引き続き注意が必要です。
埼玉県では、1月16日(水曜日)にインフルエンザの流行警報を発令して注意喚起を行ってきましたが、2019年第4週(平成31年1月21日から1月27日)には1医療機関(定点)当たりのインフルエンザ患者の受診報告数が84.09人まで増えました。これは、平成11年の調査開始以来、最も多い数です。
直近の第6週(2月4日から2月10日)の報告数は38.56人まで低下しましたが、まだ流行が続いていますので油断せずに注意しましょう。

インフルエンザの予防で特に注意すべきポイントは1.咳エチケット、2.手洗いの励行、3.適度な湿度の保持、4.十分な休養とバランスのとれた栄養摂取などとされています。流行は、例年2月いっぱいまで続く傾向がありますので、まだまだ気は抜けません。県民の皆さんにもこれらのポイントを実践していただき、引き続き注意をお願いしたいと思います。

【インフルエンザに感染したら】
1.早めに医療機関を受診しましょう。早めの対処が早い回復につながります。
2.安静にして休養をとりましょう。特に、睡眠を十分にとることが大切です。
3.水分を十分に補給しましょう。
4.咳やくしゃみの症状がある時は、周りの人にうつさないようにマスクを着けましょう。
5.人混みや繁華街への外出を控え、無理をして学校や職場に行かないようにしましょう。

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2月14日(木曜日)の一打「志木市の新たな学級編成」

志木市立小学校において、平成31年度から新しい仕組みを導入するという話が出ています。
「少人数学級編成制度」に代えて「少人数・複数指導体制」を導入するとのことです。例えば、1学年が90人の場合、1クラス22~23人の4クラスではなくて、1クラス30人の3クラスにして、複数の指導者、つまり2人の先生を配置するという体制です。

実は私も以前から、複数の先生が面倒を見ていく方が良いという考えを持っています。子供にもいわゆる「人の相性・波長」というものがあります。Aという先生とは波長が合うけれども、Bという先生とは合わない。しかし、A・Bの2人がいればどちらかと合う可能性が高くなります。
一方、クラスの人数は、多少は多い方が良いと思っています。少なすぎると子供同士の距離感が近くなりすぎて、感性が合わない子供同士が隣り合わせでずっと不愉快な思いをしていなければなりません。一定程度の数がいれば距離感が保たれ、極端なことを言えば一日中、口をきかなくても過ごすことができるかもしれません。またクラスの人数が多いことで、多様な人間関係を学ぶこともできます。
さらに、複数のリーダーが子供たちの中に出てきて、お互いにけん制することによって、例えばあるグループのガキ大将が誰かをいじめるようなことがあったりしても、違うグループのガキ大将がそれを止めたりすることが可能です。少人数ですと、どうかすると1強ができて、その1強がいじめるとみんなが追随せざるを得ない、そうしないと自分もいじめられたりする状況が生まれるかもしれません。だから特定の1人だけがいじめられる、ということにつながりかねません。

いろいろな意味で複数の指導体制はメリットがあると私は考えています。この志木市の意欲的な取組が検証され、今後につながる評価が得られることを期待しています。

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2月13日(水曜日)の一打「翔んで埼玉」

2月7日(木曜日)、映画「翔(と)んで埼玉」の2月22日(金曜日)公開に向けたPRを兼ねて、女優の二階堂 ふみ(にかいどう ふみ)さん、俳優のブラザートムさん、監督の武内 英樹(たけうち ひでき)さんが県庁にお越しになりました。

私と会うやいなや、いきなりお三方が体を90度に折って謝罪されました。要するに「埼玉をディスって(冷やかして)ごめんなさい」という御挨拶でありました。
私はまだ映画を観ていませんが、内々に話を聞くところでは、最初の20分から30分は県民として観ていられないくらいのひどさで埼玉を痛めつけているようです。しかしながら最後には、埼玉を褒めるような展開になっていると聞いています。

いずれにしても、映画「テルマエ・ロマエ」や「のだめカンタービレ最終楽章 前編・後編」などのメガホンを取りヒットを飛ばされている武内監督が、映画の中でどのような世界をつくり上げたのか興味のあるところです。

2月10日(日曜日)付け毎日新聞のインタビュー記事で、漫画原作者の魔夜 峰央(まや みねお)さんが、この内容は「県民の鷹揚(おうよう)さが日本一である埼玉以外では成立しない」とおっしゃっていました。
私も、日頃から「悪名は無名に勝る」と言っていますし、埼玉がこうしてやや冷やかされるのも、県に勢いがあるためだと思っています。
今や埼玉県は人口増加率第2位です。平成29年まで10年間の企業本社転入超過数は全国第1位、平成27年度まで10年間のGDP増加額は、名目で全国第3位、実質では東京に次いで第2位と元気です。また、サッカー日本代表戦の会場は埼玉スタジアム2○○2が定番になっていますし、大きなコンサートやスポーツイベントの会場もさいたまスーパーアリーナが定番です。川越や秩父の観光人気は全国的ですし、盆栽の聖地である大宮盆栽村や鉄道博物館があるのも埼玉です。

いろんな意味で埼玉はパワフルです。このように魅力満載な場所ですから、少々冷やかされてもびくともしません。だからこそ、こうして少し冷やかされるのかなと思ったりしています。


訪問時の様子

2月12日(火曜日)の一打「やはり、ちょきん(貯筋)ですか」

私はたびたびブログや挨拶などで、筋力が貯まる「ちょきん」が人の健康に大きく影響するという話をしていますが、1月22日(火曜日)の読売新聞に「シニアこそ筋トレ」という記事が掲載されていました。それによると、近年、筋肉に対する認識が変わってきたということです。

人間の体を支え動かす筋肉ですが、何もしないでいると衰えてきます。例えば、全筋肉量の約40パーセントを占める下肢では、40代から年に約1パーセントずつ減り続け、70代半ばには20歳前後と比べ3割近くも減ってしまうということです。80代、90代では筋肉量の低下が一層加速しますので、これでは体をうまく支えられないということになります。

シニアの方は「今更そんな話を聞かされてもどうしようもない」と思われるかもしれませんが、実はいい話があります。筋肉は、どんな年齢になっても鍛えて増やすことができる、不思議な器官だということです。
適切な負荷で運動することで、90代でも筋力が12週間で174パーセント増えたという研究結果がオーストラリアで出ているそうです。

御自身の大腿部を30年にわたり分析されている筑波大学の勝田 茂(かつた しげる)名誉教授は、50歳の時よりもテニスに打ち込み筋トレを始めた70歳、80歳の時の方が、筋肉の太さ、すなわち筋断面積が増えて質のいい筋肉となっているということです。
また、プロスキーヤーであり登山家の三浦 雄一郎(みうら ゆういちろう)さんは、60代は肥満や糖尿病に悩まされていたそうですが、筋力を鍛え、70歳、75歳、そして80歳とエベレスト登頂に成功されています。

筋肉を増やすことには、更にいい効果があるそうです。筋肉を動かすことで分泌される様々なホルモンの総称である「マイオカイン」というものがあります。マイオカインにはまだ働きの分かっていないものも多いということですが、脂肪を燃焼させ肥満を解消し生活習慣病に効果があるとか、がんを抑制するなどいろいろな病気を食い止める効果があることが明らかになってきています。

やはりシニアにはちょきん(貯筋)が大切だということでしょう。
スクワットなど自宅で手軽にできることでもいいようです。やれば効果が見込める筋トレに、是非、取り組んでみてはいかがでしょうか。

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2月8日(金曜日)の一打「渋沢栄一賞・渋沢栄一ビジネス大賞」

2月4日(月曜日)に「渋沢栄一賞」と「渋沢栄一ビジネス大賞」の表彰式をさいたま市内で行いました。

「渋沢栄一賞」は、渋沢栄一翁の精神を受け継ぐ企業経営者として賞にふさわしい方を、日本中の商工会議所や経営者協会などから推薦していただき、選考委員会を通じて選ぶものです。企業家として優れているのはもちろんですが、社会貢献活動にどれほど尽力されているかなどが評価の対象となっていることも、この賞の特色です。

今年度は、「肉まん・あんまん」や「あずきバー」で知られ、小学生以下を対象とした食育活動などを実施されている井村屋グループの浅田 剛夫(あさだ たけお)代表取締役会長(三重県津市)。また、転倒保護帽子などの販売をされると同時に、障害者の雇用率が27.2パーセントで、しかも平均勤続年数が15年という株式会社特殊衣料の池田 啓子(いけだ けいこ)代表取締役会長(北海道札幌市)。そして、スーパーマーケット事業などを展開しつつ、奨学金として累計10億円を拠出しておられる株式会社バローホールディングスの田代 正美(たしろ まさみ)代表取締役会長兼社長(岐阜県多治見市)。以上3人の経営者の方々が選ばれました。
これまで17回開催され43人が選ばれていますが、埼玉県内の企業家は9名のみです。つまり、日本全国の優れた企業家の方々が選ばれています。

一方の「渋沢栄一ビジネス大賞」は、今後伸びる可能性を持った県内のベンチャー企業などを表彰する賞です。大賞と奨励賞、特別賞のそれぞれが「ベンチャースピリット部門」と「テクノロジー部門」に分かれており、合計6社が選ばれました。

渋沢栄一翁は「真正の利殖は仁義道徳に基づかなければ、決して永続するものでない」として、私利私欲に走った経営は社会の信用を裏切り、いつか滅びると言っておられます。
また、経営者の使命は1企業を率いることに止まらず社会を先導することにあるとして、「商工業者は文明の道を拓き、先導するものである」と述べておられます。経営者は船の進路を示すがごとく、社会の方針を指し示す気概を持つべきだ、と考えておられました。

昨今、こうした渋沢栄一翁の精神が揺らいではいないかと懸念を抱くことも多くなりましたが、今年の表彰式でもすばらしい経営者の皆さんたちとめぐり合うことができました。


渋沢栄一賞表彰式

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