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知事の部屋

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掲載日:2018年10月16日

知事ブログアーカイブ(平成30年10月)

10月16日(火曜日)の一打「女性の就業率 過去最高」

9月29日(土曜日)の新聞で、「女性の就業率が初めて7割に達した」というタイトルの記事を多く目にしました。仕事と育児の両立支援が進んだことや人手不足を背景に上昇傾向が続いていた15歳から64歳までの女性の就業率が、総務省の労働力調査でついに70.0パーセントになったということです。

世の中では、こうした状況を肯定的に捉えています。しかし、いまだ課題があることも確かです。男女間の賃金格差や管理職比率など、待遇格差は依然として大きいものがあります。また、企業にも男女ともに更なる働きやすい環境づくりが求められているのではないでしょうか。

女性の就業は、医療・福祉や宿泊・飲食サービス業を中心に幅広い産業で増加していますが、若者や高齢者はアルバイトが増えているといわれています。また、子育て期にある35歳から44歳の年齢層でも、ライフスタイルに合わせて都合の良い時間に働こうと、パートや契約社員など非正規を選択する人も多いそうです。

今回の労働力調査では、働く女性全体に占める非正規雇用の割合が男性の2倍以上という結果になっています。また、国税庁の調査によると、2016年分の一人当たりの平均給与は、同じ正規でも男性は540万円で女性は373万円、非正規だと男性は228万円で女性148万円となっており、大きな格差があります。

また、意欲はあっても働くことができない女性が262万人といるといわれています。求職していない理由は「出産・育児のため」とする人が多い状況です。
日本では出産を機に仕事を辞めてしまう女性が多い事実があります。一度キャリアがリセットされてしまうと、子育てが一段落して再び働き始めたとしても給与は大きく落ち込んでしまいます。

男女間の賃金格差の改善や働きやすい環境づくりに加え、子育て支援などの部分もしっかりとカバーしていくことで、女性の就業率を更に高めていく必要があると改めて考えたところです。

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10月15日(月曜日)の一打「ラグビーワールドカップ2019™優勝トロフィーが埼玉に」

なんと、ラグビーワールドカップ2019™の優勝トロフィーが埼玉県庁にやって来ました。
10月10日(水曜日)、公益財団法人ラグビーワールドカップ2019組織委員会の鶴田 友晴(つるだ ともはる)事務総長代理が県庁にお越しになり、ラグビーワールドカップ2019™の優勝トロフィーを私や齊藤 正明(さいとう まさあき)埼玉県議会議長にお披露目をいただきました。

来年、アジアで初めてのラグビーワールドカップが、ここ日本で開催され、会場の一つとして埼玉県熊谷市の県営熊谷ラグビー場が選ばれています。今回、ラグビーワールドカップのムードを更に盛り上げるため、優勝トロフィーが埼玉県庁にやって来たということです。名誉ある優勝トロフィーが本県に来るとは大変うれしいことです。

ラグビーワールドカップの優勝トロフィーは、「ウェブ・エリス・カップ」と呼ばれ、ラグビーの創始者といわれるウィリアム・ウェブ・エリス少年に由来しているそうです。間近に見た優勝トロフィーは、純銀製で金メッキを施され、歴代の優勝国が刻印された重厚なものでした。

優勝トロフィーは、11月14日(水曜日)の「県民の日」に県庁で一般公開する予定です。
県民の皆さんにはしばらくお待ちいただきますが、「県民の日」にはラグビーワールドカップ2019™の優勝トロフィーを見に、是非県庁にお越しください。

優勝トロフィー

10月12日(金曜日)の一打「埼玉県猟友会」

9月15日(土曜日)に千葉県の成田射撃場で行われた「第13回安全狩猟関東山静(かんとうさんせい)ブロック射撃大会」で優勝された一般社団法人埼玉県猟友会の皆さんが、10月9日(火曜日)、県庁にお越しになりました。

田島 隆(たじま たかし)会長、椙田 吉久(すぎた よしひさ)副会長兼射撃委員長、西村 重一(にしむら しげかず)選手、廣瀬 清(ひろせ きよし)選手、鈴木 俊治(すずき としはる)選手、吉田 輝夫(よしだ てるお)選手、本澤 直也(ほんざわ なおや)選手、山田 祐一(やまだ ゆういち)選手の8名の方々です。

この大会は、狩猟者団体の全国組織である一般社団法人大日本猟友会が、平成18年度から毎年、全国6ブロックごとに開催しているクレー射撃大会です。

関東山静ブロックでは、本県のほか茨城県、栃木県、群馬県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県及び静岡県の9都県の猟友会から6名ずつが選抜され、合計54名の選手により競技が行われています。

クレー射撃はクレーという直径15センチメートルほどの素焼きの皿を、狩猟で使用することが多い散弾銃で撃ち落とす競技です。

結果は団体の部で優勝、個人の部でもAクラス(65歳以下)で山田選手が優勝、Bクラス(66歳以上)で西村選手が第3位とすばらしい成績を収めました。選手の皆様、本当におめでとうございます。

実は、全国的にイノシシやシカなどの野生鳥獣による農林業の被害が深刻化しています。

県内でも昨年度の農作物被害総額は速報値で約1億1,000万円に上っています。県猟友会には、日頃から増えすぎた野生鳥獣の捕獲などに大きく貢献していただいています。

狩猟に使用する猟銃などは、その使い方を誤ると大きな事故につながるおそれがあることから、狩猟者には猟銃の安全な取扱いなど高い水準の技術を常に維持することが求められています。

今回、県猟友会が優勝した射撃大会は、そうしたことを含めた射撃技術の向上を目的に行われているそうです。県猟友会の皆さんが日頃から磨いている技術の高さが証明されました。県民の安心、安全にとって大変心強いですね。


埼玉県猟友会の皆さん

10月11日(木曜日)の一打「ゆるキャラ®グランプリ2018にカパルが挑戦」

「ゆるキャラ®グランプリ2018」に志木市広報大使の「カパル」が挑戦しています。10月10日現在、「ご当地ランキング」部門で全国第3位につけていますが、第1位の「ジャー坊」(福岡県大牟田市)と第2位の「こにゅうどうくん」(三重県四日市市)の強さが目立ち、第4位の「一生犬鳴(いっしょうけんめい)!イヌナキン!」(大阪府泉佐野市)の追い上げも激しいそうです。

10月4日(木曜日)、カパルがゆるキャラ®グランプリ2018への応援要請のために、志木市の香川 武文(かがわ たけふみ)市長とともに県庁にお越しになりました。カパルは、言葉はしゃべりませんが態度はなれなれしく、大変愛嬌のある河童(かっぱ)のキャラクターです。

志木市には柳瀬川と新河岸川の合流点があり、河童伝説が残されているということです。
そうしたことから、地元で自然発生的にできあがったゆるキャラがカパルだということです。特別に誰かがアレンジして作ったものではなく、市の代表的な色彩を持つものとして市民から親しまれているそうです。

ゆるキャラ®グランプリでこれまで埼玉県勢は、深谷市の「ふっかちゃん」が2014年に第2位となったことから翌年、第1位に挑戦しましたが、残念ながら第1位にはなれませんでした。
2016年には本庄市の「はにぽん」が第1位を目指しましたが、またもや第2位に終わりました。
何やら「第2位好きの埼玉県」というイメージでありますが、「今度こそは第1位を」という思いで志木市民が立ち上がりました。埼玉県民の皆さんの力をお借りしたいと香川市長からも要請されました。

ゆるキャラ®グランプリの投票期限は11月9日(金曜日)です。コバトンとさいたまっちが参加している埼玉県としては、あまりここを応援しろとは言えないところでありますが、現在第3位で健闘しているカパルを皆さんの力で第1位に押し上げていただきたいと思っています。
頑張れ!カパル!


カパル、香川市長と歓談する知事

10月10日(水曜日)の一打「日本の「世帯」の姿が大きく変化」

9月24日(月曜日)の日本経済新聞に、日本の「世帯」の姿が大きく変化しているという大変興味深い記事が掲載されていました。

これまでは夫婦と子供2人という家族構成が「標準世帯」と考えられ、それを基準として社会制度や公的住宅の間取り、あるいは車のサイズなど様々なものが設計されてきました。

しかし、こうした「標準世帯」は今や少数派で、最も多いのは単身世帯です。2015年の国勢調査によれば、単身世帯は1,840万世帯で全世帯数の35パーセントを占めています。
生涯独身の人や高齢者の一人暮らしが増えていることが大きな要因になっているようです。
更に細かく世帯の人数と仕事の有無の関係を見ていくと、30年前の1988年には全体の7パーセントにすぎなかった「単身」でかつ「無職」の世帯が、2017年には17パーセントと最も多い割合を占めているという記事の指摘には大変驚かされました。

こうした世帯の変化に大きく影響されるのが、年金を中心とする高齢者の社会保障の在り方の問題です。
厚生労働省が示す標準年金モデルは、平均的な男性賃金で40年間厚生年金に加入した夫と40年間専業主婦の夫婦を想定しています。
こうした現在では少数派となった年金モデルを見て何とか自分も老後の生活を送れそうだと思っていた方は、当てが外れたということになりかねません。

いつまでも「夫婦と子供2人」という4人世帯を標準に考えていると、今の国民の生活実態と懸け離れてしまいます。

こうした「世帯」の姿など、社会の劇的な変化に敏感に反応していかないと、少子高齢化など社会を取り巻く困難な課題に対し有効な対策がとれません。
しっかりと現状や実態を多面的に把握・分析した上で、「なぜ」そうなのかを突き詰めていくことが必要です。
そして、その問題の本質は何かを捉え、何をすべきかを考えていかなくてはならないと改めて思いました。

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10月9日(火曜日)の一打「「ながらスマホ」が自転車を凶器に」

自転車は手軽で便利な乗り物ですが、運転の仕方によっては人の命を奪う凶器となることもあります。

8月に、スマートフォンを操作しながら電動自転車を運転し歩行者にぶつかって死亡させた女性に対して、重過失致死罪で禁固2年執行猶予4年の判決が出ました。事故当時、この女性は左耳にイヤホンを付けて音楽を聴きながら、飲物を持った右手でハンドルを握り、左手でスマホを操作しながら走行していたといいます。こうした状況を裁判では、「前方を注視しないばかりか、危険を察知したとしても直ちにブレーキをかけられない状態だった」と判断したものです。

この件を報道した8月28日(火曜日)の朝日新聞は、こうした「ながらスマホ」の自転車事故が各地で増え、昨年の事故件数は統計を取り始めた2007年以降最悪の45件だったと伝えています。さらに、原因別件数では、最も多い「画面の注視」が10年前の6倍に相当する29件である一方、「通話」は4件にとどまり、SNSやゲームに集中するあまり事故を起こすケースが増えているとしています。
「ながらスマホ」を研究している愛知工科大学の小塚 一宏(こづか かずひろ)特任教授によれば、スマホを利用しているときの視界は通常の約20分の1に狭まるそうです。
さらに、歩く速度が時速4キロメートルであるのに対して自転車は3倍、種類によってはそれ以上のスピードが出ます。出会い頭(がしら)の衝突を歩行者側が避けることは、非常に難しい状況です。もし歩行者側も「歩きスマホ」をしていたら、と考えるととても恐ろしい気がします。

しかし、こうした身の危険は一人一人の心掛けによって防ぐことができます。皆さん、「ながらスマホ」は絶対やめてください。スマホは時と場所を考えて使用しましょう。私の好むところでは決してありませんが、事故の重大性を考えると刑罰の対象とすることも検討せざるを得ないかもしれません。

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10月5日(金曜日)の一打「埼玉ブランド農産物総選挙2018」

現在、県では埼玉ブランド農産物の人気投票を実施しています。

来年にはラグビーワールドカップ2019TM日本大会が開催されることもあり、国内外から多くの方が埼玉県を訪れます。そこで、来県者に味わってほしい埼玉ブランドの農産物を選出する人気投票を行うものです。

今回は、「平成29年産米の食味ランキング」で最高ランクの「特A」を獲得した「彩のきずな」、大玉でジューシーな梨の「彩玉(さいぎょく)」、「日本三大茶」の一つ「狭山茶」など50銘柄をリストアップしました。
投票期限は11月30日(金曜日)までとなっており、下記のポータルサイトから投票することができます。

投票では「来県者に味わってほしい埼玉ブランド農産物」と「埼玉ブランド農産物のおすすめの料理方法」の二つをお答えいただきます。埼玉ブランド農産物のPRのためにも、あなたのおすすめの農産物を教えてください。抽選で計60名の方に、県産野菜セットや彩の国黒豚セットなどおいしい埼玉ブランド農産物をプレゼントします。

また、50銘柄の中で埼玉ブランドとは知らなかったものや、食べたことがないものがありましたら是非味わってみてください。おいしいですよ。

埼玉農産物ポータルサイト「SAITAMAわっしょい!」(外部リンク)

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10月4日(木曜日)の一打「ベビーテック」

「ベビーテック」という言葉を御存じでしょうか。それは、育児を助ける最新のテクノロジーのことです。

あまりなじみのない言葉かもしれませんが、アメリカでは広く浸透しており、例えばラスベガスで行われる世界最大の家電見本市「CES」ではベビーテックの専用エリアまであるそうです。

日本でもベビーテックの活用が進んできているようです。いくつか御紹介します。

まず簡単なところでは、母子健康手帳をスマートフォンで管理できるようにしたものがあります。赤ちゃんの成長の過程がすぐグラフで見られたり、検診や予防接種のスケジュール管理もできるようです。

おむつに取り付けて、濡れるとスマートフォンに通知してくれるセンサーというものもあります。おむつを交換した時間や一日のおしっこの回数はスマートフォンのアプリで確認することができ、赤ちゃんの体調管理にも役立ちます。

また、寝ている子供の体の向きや呼吸の有無などを知らせてくれるセンサーもあります。一定時間ごとにデータをスマートフォンやタブレットに送信し、データ化してくれるものです。呼吸の異常などを感知するとアラームで知らせてくれるのでお昼寝の時も安心です。

その他にも、赤ちゃんが飲んだミルクの量を管理できる哺乳瓶や、体に張り付ける体温計などがあります。どれもスマートフォンなどとつながっていて、子供のすぐそばにいなくても様子を知ることができます。

こうしたテクノロジーを育児サポートとして上手に活用することで、子供がより安全に過ごせるようになり、また育児する側のストレスも軽減できると思います。保育所などに子供を預けていても、スマートフォンやタブレットを通じて子供の状況をある程度知ることができるわけです。

育児の世界にもIoT革命が進んでいます。育児に必要な、繊細なテクノロジーは日本企業の得意とするところだと思います。新たなビジネスチャンスにもつながるのではないでしょうか。

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10月3日(水曜日)の一打「『フランス料理に日本酒』が増えている理由」

8月13日(月曜日)の東洋経済オンラインで「『フランス料理に日本酒』が増えている理由」という掲載記事に目が留まりました。

記事によれば、ここ数年、パリの一流フランス料理店では、ソムリエが料理に合わせて日本酒を提供する機会が急増しているそうです。統計でも、フランスへの日本酒輸出は増えています。この5年で量は約2.5倍、金額は3倍以上になりました。

2017年からは、トップソムリエなどが審査員を務めるフランス料理のための日本酒コンクールが開催されています。審査では、お猪口(ちょこ)ではなくワイングラスに日本酒を注いでワインのテイスティングのようにして香りと味を確かめているそうです。

なぜ「フランス料理に日本酒」なのでしょうか。その理由は、一流ワインの価格高騰に加え、10年ほど前からフランス料理に起きている変革があります。食の健康志向を背景に、肉や魚、乳製品の量を減らし、代わりに野菜などの素材を生かした料理へと変わってきているそうです。

これにより、最新のフランス料理にはワインと相性のよくない7つの要素が盛り込まれるようになってきました。「うま味」「苦み」「卵」「くんせい」「酸味」「辛み」「ヨード香」の7つです。

これらは日本食に多く盛り込まれていて、日本酒との相性がよい要素です。つまり、フランス料理が日本食に近づいてきたことにより、ワインより日本酒の方が相性の良いケースが生じているのです。

記事は、「今後、フランス以外のフランス料理店で日本酒が置かれるようになることは想像に難くない」と述べています。これまでの例で、パリの一流フランス料理店が生み出したトレンドは、数年を経て世界中へと伝播していくそうです。

埼玉県は、実は清酒出荷量が全国第4位の酒どころです。
埼玉の酒蔵のおいしいお酒が、世界中で飲まれることを大いに期待したいと思いました。

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10月2日(火曜日)の一打「なんと江戸時代「藩」という名称はなかった」

2016年「地方行政9月号」のコラム「一家言」の資料が出てきて、改めて読んでみました。コラムによると、「江戸時代には藩という名称はなかった」ということです。

私たちは現在、江戸時代の大名領のことを「藩」と呼び、県内でも川越藩や忍藩などと呼んでいます。

ところが、藩という名称が一般に使われるようになったのは明治になってからで、その藩名は明治元年(1868年)に政府が決めたものだそうです。

それでは江戸時代どのように呼んでいたのかというと、長州藩のことは毛利大膳大夫領分(だいぜんのだいぶりょうぶん)、薩摩藩は島津修理大夫領分(しゅりのだいぶりょうぶん)というように、大名の官職名と大名領を指す「領分」を合わせて呼んでいたようです。

明治政府は、政体書の公布により地方統治を府藩県の三治制とし、幕府直轄領のうち城代、所司代、奉行の支配であった地方に「府」を、郡代や代官の支配であった地方に「県」を置き、大名領を「藩」としました。

一国に数藩あるところが多かったため、藩の名前は最終的には大名の居城や陣屋の地名としたようです。例えば、鹿児島県であれば鹿児島藩、山口県であれば山口藩などとなっていたとのことです。ですから、現在よく聞く薩摩藩、長州藩という藩名は公式名称ではないようです。

昔の国名を付け、国持ち大名であることを誇示するため俗称として使われたのかもしれないとの話は、いやはや驚きです。

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10月1日(月曜日)の一打「第7回親守詩埼玉大会」

9月22日(土曜日)、さいたま市民会館うらわで「第7回親守詩(おやもりうた)埼玉大会」が行われました。「親守詩とはあまり聞き慣れない言葉だ」とお思いかもしれませんが、連歌を通じて親と子が心の会話をするというなかなか良い企画です。小・中学校57校、高校1校、幼稚園4園の合計62校から3,755作品が応募されたそうです。

知事賞を受賞した作品は、小学生が詠んだ「ああうまい こんな食卓 あるものか」に続き、お母さんが「その笑顔みて また腕がなる」と返しています。また、県議会議長賞受賞作品は「せいくらべ パパのせ(背)こすよ まっててね」「のびろのびろと 柱に刻む」でした。
このように、子から親へ送られた言葉と、それに対する親から子への返事を一つの歌にしたのが親守詩です。

私が「これはいいな」と気に入ったのが、「鬼の声 心にひびくよ 母の愛 それがわかれば 鬼卒業ね」です。「お母さんから怒られても、結局母の愛情を感じる」という子に対し、「そうしたことが分かるようになったのなら鬼を卒業できるね」という母の返事です。

このように、親守詩は親と子が心のキャッチボールをするものです。家族の絆が弱まったともいわれる今日ですが、こうした日本古来の歌の形式に乗せて、子は親に感謝を、親は子に改めて深い愛情を伝えるのは大変良いことです。
埼玉県教育委員会の委員長もなさった明星大学教授の髙橋 史朗(たかはし しろう)教授が提唱されたもので、同様の催しが全国で展開されています。数年前からは、連歌に加え定型詩や作文なども加わりました。

親守詩はささやかな取組かもしれませんが、作品を作った親子は間違いなく何かを感じたと思います。そして、これからも作品を読み返すたびに親子の愛情を確認するはずです。そうしたことから、親守歌は親子が愛情を確かめ合う機会を増やす取組だといえます。
こうした丁寧な活動が全国各地で一つ一つ重なっていくことが、現代に必要な「心のきずな力」を高めるものと思います。

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県民生活部 広聴広報課 企画調整・ウェブ担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 本庁舎1階

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