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総合トップ > 県政情報・統計 > 県政資料・県報 > 県政ニュース(報道発表資料) > 2016年度 > 2016年11月 > 登録有形文化財(建造物)の新規登録について

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発表日:2016年11月18日17時

県政ニュース

登録有形文化財(建造物)の新規登録について

部局名:教育局
課所名:生涯学習文化財課
担当名:指定文化財保護担当
担当者名:根ヶ山

内線電話番号:6981
直通電話番号:048-830-6981
Email:a6910-04@pref.saitama.lg.jp

 国の文化審議会(会長:馬渕明子(まぶちあきこ))は、平成28年11月18日(金曜日)開催の同審議会文化財分科会における審議・議決を経て、本県に所在する「歓喜院籠堂(かんぎいんこもりどう)、鐘楼(しょうろう)、閼伽井堂(あかいどう)、三宝荒神社(さんぽうこうじんしゃ)、五社大明神(ごしゃだいみょうじん)、天満社(てんまんしゃ)、仁王門(におうもん)、水屋(みずや)、平和の塔(へいわのとう)」9件(熊谷市)を登録有形文化財(建造物)に登録するよう、文部科学大臣に答申を行いました。

 この結果、後日行われる官報告示を経て、県内の登録有形文化財(建造物)は168件になります。 

1 歓喜院籠堂

 (1)員数 1棟

 (2)所在の場所 熊谷市妻沼1511

 (3)構造・形式 木造2階建、瓦葺、建築面積185平方メートル

 (4)年代 明治12年/昭和30年代後半増築

 (5)登録基準 「一 国土の歴史的景観に寄与しているもの」

2 歓喜院鐘楼

 (1)員数 1棟

 (2)所在の場所 熊谷市妻沼1511

 (3)構造・形式 木造2階建、瓦葺、建築面積35平方メートル

 (4)年代 宝暦11年(1761)/大正期・昭和26年改修

 (5)登録基準 「一 国土の歴史的景観に寄与しているもの」 

3 歓喜院閼伽井堂

 (1)員数 1棟

 (2)所在の場所 熊谷市妻沼1511

 (3)構造・形式 木造平屋建、銅板葺、建築面積15平方メートル

 (4)年代 江戸後期

 (5)登録基準 「一 国土の歴史的景観に寄与しているもの」 

4 歓喜院三宝荒神社

 (1)員数 1棟

 (2)所在の場所 熊谷市妻沼1511

 (3)構造・形式 木造平屋建、銅板葺、建築面積3.9平方メートル

 (4)年代 天明7年(1787)/平成23年改修

 (5)登録基準 「二 造形の規範となっているもの」 

5 歓喜院五社大明神

 (1)員数 1棟

 (2)所在の場所 熊谷市妻沼1511

 (3)構造・形式 木造平屋建、銅板葺、建築面積15平方メートル

 (4)年代 天明3年(1783)/平成23年改修

 (5)登録基準 「二 造形の規範となっているもの」 

6 歓喜院天満社

 (1)員数 1棟

 (2)所在の場所 熊谷市妻沼1511

 (3)構造・形式 木造平屋建、銅板葺、建築面積3.8平方メートル

 (4)年代 天明5年(1785)/平成23年改修

 (5)登録基準 「二 造形の規範となっているもの」

7 歓喜院仁王門

 (1)員数 1棟

 (2)所在の場所 熊谷市妻沼1511

 (3)構造・形式 木造平屋建、銅板葺、建築面積75平方メートル

 (4)年代 明治27年

 (5)登録基準 「一 国土の歴史的景観に寄与しているもの」 

8 歓喜院水屋

 (1)員数 1棟

 (2)所在の場所 熊谷市妻沼1511

 (3)構造・形式 木造、瓦葺、面積3.4平方メートル

 (4)年代 明治中期

 (5)登録基準 「一 国土の歴史的景観に寄与しているもの」

9 歓喜院平和の塔

 (1)員数 1棟

 (2)所在の場所 熊谷市妻沼1511

 (3)構造・形式 木造多宝塔、銅板葺、建築面積17平方メートル

 (4)年代 昭和33年

 (5)登録基準 「一 国土の歴史的景観に寄与しているもの」 

歓喜院籠堂、鐘楼、閼伽井堂、三宝荒神社、五社大明神、天満社、仁王門、

水屋、平和の塔の主な特徴 

 歓喜院(妻沼聖天山(めぬましょうでんざん))は、熊谷市妻沼に所在する高野山真言宗の寺院で、聖天堂(しょうでんどう)が国宝、貴惣門(きそうもん)が重要文化財に指定されています。今回、境内建造物群のうち9件が、新たに登録有形文化財(建造物)に登録されることとなりました。

 「籠堂(こもりどう)」は、聖天堂の北東に位置する、木造2階建、寄棟造(よせむねづくり)桟瓦葺の建物で、南東には唐破風造(からはふづくり)銅板葺の玄関を設けています。1・2階とも8畳6室を2列に並べ、四周に廊下を廻らしています。2階客殿は、透彫(すかしぼり)の欄間(らんま)などの装飾が見られ、明治18年(1885)と翌19年に昭憲皇后が休息所として使用されたと伝えられています。

 「鐘楼(しょうろう)」は、籠堂の西に位置する入母屋造(いりもやづくり)桟瓦葺の鐘楼で、石造とコンクリート造の二重の基壇上に建てられています。基壇は大正期にかさ上げされたものを、昭和26年に再整備しており、建ちの高い特異な外観を見せています。

 「閼伽井堂(あかいどう)」は、仁王門の南に位置する木造平屋建、入母屋造銅板葺の建物で、中央に井戸を据えた土間と水天宮(すいてんぐう)を祀る一室からなっています。軒廻りに精緻な彫刻を施しており、小規模ながら上質のしつらえを見せています。大工棟梁は、貴惣門を建てた林正道(はやしまさみち)、彫刻は3代目石原常八(いしはらつねはち)の息子、高沢介之助と伝えられています。

 「三宝荒神社(さんぽうこうじんしゃ)」は、聖天堂の背面側に位置する一間社流造(いっけんしゃながれづくり)、素木造(しらきづくり)、銅板葺の小社で、軒廻りを彫刻で賑やかに飾り、高い大工技術を示しています。大工棟梁は、国宝の聖天堂拝殿を建てた林兵庫正信(はやしひょうごまさのぶ)です。

 「五社大明神(ごしゃだいみょうじん)」は、聖天堂の背面、三宝荒神社の南側に位置する切妻造(きりづまづくり)銅板葺の社殿で、(南から)神明宮(しんめいぐう)、稲荷大明神(いなりだいみょうじん)、諏訪大明神(すわだいみょうじん)、灌頂神(かんじょうしん)、井殿大明神(いどのだいみょうじん)の5神を祀っています。軸部は弁柄塗(べんがらぬり)で、軒廻りの虹梁や妻飾りなど、華やかな装飾を見せています。大工棟梁は林兵庫正信です。

 「天満社(てんまんしゃ)」は、聖天堂の背面、五社大明神の南側に位置する一間社流造、素木造、銅板葺の小社です。軒廻りの彫刻など、三宝荒神社とほぼ同じ形で、境内の形成過程を知ることができます。大工棟梁は林兵庫正信です。

 「仁王門(におうもん)」は、参道の奥、聖天堂の正面に建つ大規模な門で、左右に仁王像を安置しています。屋根は入母屋造瓦棒銅板葺で、中央の虹梁には花鳥の精緻な彫刻を飾っています。大工棟梁は林(はやし)正啓と伝えられています。

 「水屋(みずや)」は、仁王門の正面南寄りに位置する切妻造桟瓦葺の水屋で、中央に石製の水盤を据えています。軒廻りに様々な彫刻を施すなど、規模に比べ豪奢で重厚な印象を与える建物となっています。

 「平和の塔(へいわのとう)」は、境内北方の盛土上に建つ総欅造の多宝塔(たほうとう)で、戦没者の供養と世界恒久平和を祈願して建立されたものです。内部には、十一面観世音菩薩や大日如来、弘法大師などの仏像が安置されています。大工棟梁は林亥助(はやしいすけ)です。

 以上の歓喜院境内建造物群のうち、籠堂、鐘楼、閼伽井堂、仁王門、水屋、平和の塔の6件は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」、三宝荒神社、五社大明神、天満社の3件は「造形の規範となっているもの」に該当するとして、登録されることになりました。

<登録有形文化財(建造物)とは>

 文化財保護法に基づき、建築後50年を経過している建造物で、次のいずれかの基準に当てはまるものが対象となります。

 一 国土の歴史的景観に寄与しているもの

 二 造形の規範となっているもの

 三 再現することが容易でないもの

 

※本件に関する詳しいお問い合わせ先

 熊谷市教育委員会社会教育課文化財保護係 電話048-536-5062

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